2016年9月4日『第205号』日曜日  (曇り)

 参加者:(お)(く)(た)(ひ)(め)(か)

本日の作業

 播種

  ハクサイ

 ・草刈り

 ・収穫

  スイカ、なす ピーマン はぐらウリ

 

記録写真は・・・・・・・>こちら

 

早いもので今年も2/3を経過して9月に入った。

暦の上では暑かった夏も終わりをつげ、萩や葛が花を付け、ススキも穂を出して朝夕は秋の気配を意識させる涼しい日があったりする。

大気が冷えて露を結ぶという「白露」も間近で、そのすぐ先には、農作物の豊作を月に感謝する「月見」も近い。

8月中旬以降、相次いでそれも矢継ぎ早に台風が発生上陸した。

特に、これまで台風に直撃された経験の少ない北海道に川の氾濫等で大きな被害をもたらした。

大きなシェアをもつ北海道のジャガイモやタマネギの被害が深刻で市場価格が高騰し、スナック菓子メーカーの出荷にも影響が出るほどだとか。

もっともこちらでも、少し傾斜がある畑では土が流されるほどの強い雨が降った。

昔、「北の国から」で、大雨でニンジン畑が流されるシーンがあって衝撃を受けた記憶がある。

日立周辺の今年の8月の降水量は、30年平均のほぼ倍でその90%近くが16日から23日にかけて集中的に降ったことになっている。

つい先日、ポンプで田んぼの水抜きをする知人に会った。例年だと稲刈りのこの時季、田んぼは乾いているのだが、5月の田植えのときのように水が一杯で、早く水抜きをしてコンバインが使えるよう乾燥させねばと云っていた。

また同じ頃、日ごろは深い井戸の水位が地表近くまで上がっていて、その異様さに驚いたこともある。

暖冬でタマネギが不作だったが、7月に雨が降らなかったせいで大玉のトマトがよくできた。そして15mの畝2本に20株ほど作ったスイカも沢山とれ、毎回、作業日の休憩時間を楽しませてくれた。

農業は、人知の及ばない天候が大きく影響していることがよくわかる。昔から農耕に携わる人々が収穫の時季に豊作を、「神頼み」の神代わりの月に感謝するのも、もっともだと思う。

今年も、9月15日に山の上でススキと団子を供え、「中秋の名月」を感謝の気持ちで愛でながら夜っぴて皆で飲もう。天気になーれ!(か)